品質と gap¶
本ページは、Phase 6 以降の検証作業で残った 2 種類の「不完全さ」をどこで追跡するかをまとめる。
- discrepancy: HLD と現行実装の挙動が一致していないと裏取りで分かった点。
docs/_meta/discrepancies.mdに集約。 - reference gap: CLI / CONFIG_DB / YANG のうち、まだ辞書化が追いついていない名前。
meta/reference-gaps.mdに集約。
discrepancy の追跡¶
Phase 6 で verification: hld-only のページを 0 件にし、すべて code-verified か discrepancy-found に振り分けた。discrepancy-found が付いたページは Discrepancy index から area 別・monitor タグ別に一覧できる(自動生成)。
各ページ本文末尾には、HLD 記述と実装の差分が「実装との乖離」節として記録されている。読み手は次の優先順で読むと安全である。
- 章のページ (topics) で機能の意図を掴む。
- 関連する HLD 派生ページ冒頭の
verificationフィールドを確認する。 discrepancy-foundの場合は本文末尾の「実装との乖離」節を読む。- discrepancy 一覧 (Discrepancy index) で同じ area の他ページの傾向も確認する。
discrepancy が新規に追加される導線は次の通り。
- Verifier ロール (
meta/prompts/verifier.md) がcode-verifiedページを抜き打ちで再検証する。 - 既存ページに
last_verifiedから 1 年以上経過したものが出てきた場合、再検証対象に上げる。 - 新規 HLD 移植 (Writer) は最初から
code-verifiedかdiscrepancy-foundを付ける運用に統一済み。
reference gap の追跡¶
meta/reference-gaps.md には、Indexer が sonic-net/sonic-utilities の CLI / sonic-yang-models の YANG モジュール / CONFIG_DB の table を棚卸ししたうちで、まだ辞書化が追いついていないものを並べてある。2026-05-10 時点の傾向は次の通り。
- CLI: 全 110 グループのうち 44 カバー (約 40 %)。未カバー 66 はサブグループ単位で重要度評価済み。
- CONFIG_DB: YANG 由来の table 候補のうち 76 が辞書化済。残りは派生 / 内部 / DPU 専用などを中心に未カバー。
- YANG: 39 / 136 モジュール (約 29 %) を辞書化。
機能章を書く際の運用は次の通り。
- 章の本文中で参照したい reference ページがまだ無いと気付いた場合、その時点で
meta/reference-gaps.mdを更新する代わりに、章本文側で table 名 / コマンド名を文中に残しておき、後続の Reference Writer バッチで拾えるようにする。 - 章本文に「ここで本来引きたい reference ページが未作成」と明示する場合は、機能章の該当ページに簡潔に書き添える (章スコープでは新規辞書ページを作らない)。
Phase B の追跡方法¶
Phase B の章実装は、機能章ごとに 1 PR で進める。各章実装後に reference 側へ波及する変更が出た場合は、別 PR (reference バッチ) で reference 辞書を追加する。両者を 1 PR に混ぜないことで、章のレビュー観点 (読み物としての構造) と reference のレビュー観点 (辞書の正確さ) を分離できる。
discrepancy の解消は、HLD 側を書き換えるのではなく、実装と差分のある章本文側に明記する方向で運用する。HLD は外部リソースであり、本ドキュメントが直接修正する対象ではない。